一歩、踏みとどまってほしいです

最近、テレビで、有名人の悲しいお知らせが相次いでいます。

 

子どもの頃から見ていた、ドリフのいかりやさんや志村さんの時も、しばらくの間、落ち込むほどショックでしたが、上島さんについても、原因は異なるかもしれませんが、本当に残念に思います。

 

医療の仕事をしていて、障害を持った方や、難病とともに生きている方々に接していると、五体満足で生きていられたのに、なぜ、とやり切れない思いです。

また、ウクライナの戦争で、命を落としている人たちのことも考えると、本当につらいです。

 

腹ただしく思う人もいるでしょう。

ただ、一方で、元々元気だったのに、自ら生を終えてしまう人は、こころの病気だったのだと思います。

 

すごく人に優しく、気遣いもできるような人が、ふとしたきっかけや気分の変化から、そのような状況に陥ってしまうことがあります。

それは、決して他人に責められるようなことではないと思います

 

そうした状態は、はた目には分かりづらく、ごく近くにいる人が、少しの変化を感じ取るしかないのかもしれません。

ただ、分からなかったとしても仕方ないと思います。

 

また、自分を客観的に見ることができれば、そのような時に少し工夫して乗り切ることができるかもしれません。

 

普段、それほど気分が落ち込んでいない時に、そのように意識して考えることが重要だとも思います。

 

自分自身も、色々な局面で、ある意味、意地を張って生きてきましたが、それほど強い人間ではありません。

どうしようもなくなれば、休んだり、逃げたり、近しい人に弱音を吐いたりして、何とかして乗り切っていけたら、と思います。

 

人生は長いようで、それほど長くはありません。

昔は、人生50年、という言葉もありましたが、私も今年50歳です。

どうしてもこうしなければならない、ということはなく、何とかなると思って開き直り、生きていくことも必要だと思います。

 

私は、心療内科や精神科の専門ではなく、短時間、話を聞くことしかできないかもしれませんが、少しでも悩んでいる人の力になれたらよいとも思います。

 

自分もプレッシャーで潰れてしまわない範囲で、何とか人の役に立てたら嬉しい、と思います。