「ととのう」ような経験
最近、サウナが流行っており、「ととのう」という言葉もよく耳にします。
仕事柄、サウナのような普段の生活ではありえない高温の環境に入り、その後、水風呂に入り急激に体温を下げるというのは、非常に危険だと思っていました。
サウナに入ってみることはあっても、水風呂は冷たすぎて正直苦手で、「ととのう」という感じもよく分かりませんでした。
確かに、高齢の方や持病がある方は、急激な温度の変化は避けた方がよいと思います。
ただ、健康な人が、ある程度の温度変化を感じて、その後ゆっくりリラックスするのは、必ずしも悪いことはないようです。
最近、人気のある日帰り温泉に行ってみました。
露天風呂に時間をかけてゆっくり入り、その後、外気に触れてベンチで休憩したり、岩盤浴の後に身体を冷やし、リクライニングソファで休んでいると、すごくリラックスできました。
また、身体の中の水分が入れ替わったような感じがして、その後2~3日、気分がよく体調がよい感じがしました。
いわゆるサウナーの人には、違うと言われるかもしれませんが、なるほど、これが「ととのう」という感じなのか、と思いました。
色々、理屈はつけられるのでしょうが、百聞は一見に如かず、のように、実際に経験するのが一番分かるということだと感じました。
ほぼ50年生きてきても、そのようなことがよくあります。元気なうちに、ささいなことでも、色々なことを経験できればよいなと思います。
「ととのう」ような状態になるには、ある程度の時間が必要なので、しょっちゅうは行けないのですが、今後、色々な日帰り温泉やスーパー銭湯に行ってみよう、と思うと、少し楽しみです。