本を読むこと、伝える力

1か月以上、このブログを更新していませんでした。


ごくわずかの方だと思いますが、チェックしていただいた方には申し訳ございません。
何か書こうと思っても、個人情報とか色々考えると、詳しく書けないこともあり、このようなツールも難しいものだと思いました。
面白くないかもしれませんが、無難なところで書いてみようと思います。

 

前回、読書について書いたところ、読んでいただいた方から、他にどのような本がお勧めですか?と聞かれました。
色々あり過ぎて、その場ではすぐに答えられなかったので、この場で少し書いてみようと思います。

 

一般的なことですが、色々な文学賞をとられた方々の本は、当然、面白く、心を揺さぶられるものが多いです。
私は、ずっと文系でしたが、論説文などは苦手で、正直、あまり頭がよくないので、難しい話の本を読んでも、心から理解できるということがないのだと思います。
 
どのような本でも、自分が好きなら良いと思いますので、論説文などが好きならそれも良いと思いますが、自分は、読んでいて内容が面白く、それでいて心に響くような言葉が書かれている本が好きです。
 
やや古いですが、中学生の頃は、吉川英治氏の「三国志」が好きで、同時期に同じタイトルのパソコンゲームを友人の家でずっとやっていたこともあり、何冊もある長編を一気に読んでしまいました。
歴史小説なら、司馬遼太郎氏も好きでしたが、もう少し年齢が経てからでした。
 
高校生の頃は、三浦綾子さんの本が好きで、「氷点」シリーズは何度も読みました。
 
私は、好きな本があると、その作者の他の本も読みたくなり、図書館にあるその作家の本を一通り借りて読むことが多いです。
 
近年では、本当にすごいと思ったのは(敬称略)、東野圭吾宮部みゆき重松清石田衣良有川浩池井戸潤原田マハ西加奈子上橋菜穂子森絵都、前回もご紹介した伊坂幸太郎、少し年代が上では宮本輝などの作家さんたちで、それぞれの作品を挙げるときりがありません。
 
最近では、西加奈子さんの「i」や、重松清氏の「みんなのうた」「カレーライス」を読みました。


西さんの本は最初に読んだのは「サラバ!」でしたが、自分のコンプレックスに近いところも描かれており、そのように感じている人がいるのか!と共感できました。


重松氏は、中学高校の入試問題によく出てくるような子ども向けのものでも、じん、とくることがあり、懐かしく感じる一方で、同年代の中年の悲哀も描かれており、心に響きます。
 
結局、自分が興味を持ち、次が読みたいと思えるような本を読んでいくのがよいと思います。

 

漫画が好きな方は、漫画にも素晴らしいものが多くあるので、まずは漫画でもよいと思います。
最近は、あまり読んでいませんが、絵もあるため、よりイメージしやすく、面白く、頭に残りやすいと思います。
ただ、漫画だけでなく、本にも素晴らしいものが多くあるので、本も読むと良いと思います。最近はスマホの無料漫画もあるようですが、経済的な面でも、本は図書館で借りられるものが無数にあります。

 

皆が共感できるようなことを、分かりやすく、言葉に表すことができるということは、すごいことだと思います。
心からそのように思えることは、ある程度の年齢にならないと難しいかもしれません。
思っていることを、言葉にして、うまく相手に伝えることができないために、人間関係や社会での関係がうまくいっていないということはよくあると思います。
話したら当たり前のように思うようなことでも、相手にも伝わるだろうと自分で何となく思っているだけで、伝わっていないことが多いです。
言葉にしてみると、目から鱗のように感じて、分かりあえることもあると思います。


そのためには、色々な本に触れ、共感できる、そして伝えていける力をつけていくことが大事だと思います。
忙しい人も、時間を見つけて、少しずつ本を読んでみてはどうでしょうか。