お盆休みも終わりですね

久しぶりの行動制限のない夏休みは、いかがだったでしょうか。

社会人は、長期の休みは、お盆休みと正月休みのみという人が多く、休みが終わりに近づくにつれ、徐々に気分が沈んでいく人も多いと思います。

長期休みの休み明けの朝の気分は、最低ではないでしょうか。
これから、また頑張ろう!と、気合十分の人もいるでしょうが、少なくとも自分は、強がらないとそのような感じにはなりません。
会社や病院勤務の時は特にそうであり、週初めの月曜ですら、きついことが多かったです。

しかし、それがあたりまえだと思うと、少し気が楽になるかもしれません。
あくまで自分の体感ですが、月曜の朝は雨の日が多く、サラリーマンの気分が天候に反映されるからかと思っていました。
ほとんどの人が、仕事はじめは憂鬱だと思っており、自分だけでありません。
何とかこなして、時間が過ぎていくと、また、以前の日常が戻ってきます。

とにかく、まずは出勤することです。行ってしまえば、何とかなります。
と、自分にも言い聞かせて、仕事に行こうと思います(笑)

 

新型コロナ急増ですが・・・

久しぶりにこのブログを書いています。

色々、書きたいことを書いてみようと思っていましたが、日々何かと忙しく、前回から1か月が経ってしまいました。

 

私の医院のように、多くの新型コロナ患者の対応をできないところですら、新型コロナ患者が急増したために忙しくなっているということは、実際にあります。

 

国の偉い方々は、新型コロナに対する医療現場のことを知らなさすぎる、と思われてなりません。

 

重症患者の対応をしている救急病院から、末端の開業医まで、実際の状況を見て、現場の声に耳を傾けてはいかがでしょうか。

岸田総理には、「聞く力」があると、アピールしていたと思いますが、最近はどうなったのでしょう。

 

本日、東京都の小池百合子知事は定例記者会見で、都内の保育園や幼稚園、小学校で新型コロナウイルスの感染者が出ても、クラスター(感染集団)にならない限り濃厚接触者を特定しない方針を明らかにした、とのニュースがありました。

 

今まで、保育園で感染者が出たら、そのクラスの子、ほぼ全員が濃厚接触者となり、すぐに登園禁止となって、その保護者も仕事ができなくなっていました。

小学校や学童保育でも同様だと思います。

 

まさに、東京都のような対応が求められているのですが、国がまず積極的に発信できないのはどういうことでしょうか。

 

国や分科会は、抽象的なことばかり述べて、具体的な対応は、それぞれの自治体に任せるのでよろしく、ということになっていないでしょうか。

 

ただ、参院選の結果をみても、それでも支持されるのですから、国の偉い方々には、それでいいと思われるのも仕方ないのかもしれません。

 

しかし、色々な意見があり、将来のことも分からないので、はっきりしたことを発信できない、というのと、ある時点で政治的な決断をするということは違うと思います。

 

また、情報もうまく伝えられていないと思います。

新型コロナに感染し、また感染が疑われるものの病院に受診できず、困っている方が、全国で非常に多数います。

実際の感染者数は、現在、報道している人よりどれだけ多いのだろうか、何倍にもなっていないだろうか、と思います。

 

若くて基礎疾患のない軽症・無症状の新型コロナ陽性者で、ワクチン3回接種済の方は、ほとんど重症化することはありません。

塩野義の新型コロナの新薬承認も見送りとなり、既存の抗ウイルス薬は重症化する恐れのある人にしか使用できません。

 

つまり、上記のような人は、ドラッグストアでも購入できる解熱剤や咳・痰の薬を飲みつつ、自宅で療養するしかないのです。

 

そのことを十分伝えられていないために、発熱してパニックとなり、医療機関に殺到するため、医療崩壊に近い状況になっているのだと思います。

 

国には、そのようなことを十分に伝えられる人はいないのでしょうか。

私の情報収集力不足なら申し訳ありませんが、専門的な知識のない誰もがそのようなことを分かりやすく知ることができるようにしてほしい、また、現状に即した対応指針を早急に示してほしいと、切実に思っています。

 

 

 

コロナ濃厚接触者?県民(都民)割?少子高齢化

最近、じわじわとコロナウイルス感染者がまた増えていますが、自治体は、都民割・県民割など宣伝して、経済を回そうとしています。

 

それほど、旅行や、店での飲食を勧めるのなら、そろそろコロナ感染者や濃厚接触者の療養期間などの枠組みを変更しないのでしょうか。

この期に及んで、まだ2類相当ですか?

 

参院選が控えていることも影響しているのでしょうが・・・。

今、緩和してまた感染者が急増したら困るということでしょうね。

与党は現状維持できれば良い、ということだろうなと思います。

 

職場で一番困るのは、職員やその家族が濃厚接触者として休まざるを得なくなることです。

 

政府からは、そのような場合、職員への負担がないように、とのお達しがありましたが、事業主には困難な手続きを踏まなければ、その分の補助金が出ることはなく、すでに受付終了となっている自治体もあります。

 

その場合、結局、他の職員に出勤できるようにお願いし、その分も個人事業主が負担することになります。

 

特に大きな問題は、保育園です。

園児に濃厚接触者が出たから、1週間も、登園禁止になります?

保育園に入園するための条件は、週16時間以上など厳しく、事業主にも、毎年無償で書類を要求するのに休園?

 

仕事をするために保育園に預けているのに・・・どういうことでしょうか。

 

保育園としては、万一のことがあるといけないので、そして相談される保健所は、国から緩和していいと言われてないので、ということは理解できます。

 

医療従事者としては、今後の感染状況の予測はできないので、できるだけリスクを避けるようにということも分かります。

 

しかし、それなら、保育園に十分な補助金を出し、だれでも保育園に入園できるような環境を整備し、病児(濃厚接触者)保育もできるようにしないといけないのではないでしょうか。

 

 

また、少子高齢化が進んでいるのに、相変わらず安心して子育てできる環境が整っていません。

 

今、色々な意味で多様性が進んでいる中で、独身の人の割合が増えているようです。

それなら、既婚で妊娠可能な人が、子どもをできるだけ多く産み、育てられる環境を整えるしかないのでしょうか。

 

今の状況では、せいぜい一人または二人までが精いっぱいでしょう。

 

二人目からは保育園半額、三人目からは無料、そして十分な補助金も支給するといった政策は無理なのでしょうか。

 

このままでは、我が国は衰退する一途をたどるでしょう。

そのような政策を進めてくれる人がいたら、一番に投票したいと思います。

皆さんは、どう思われますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ととのう」ような経験

最近、サウナが流行っており、「ととのう」という言葉もよく耳にします。

 

仕事柄、サウナのような普段の生活ではありえない高温の環境に入り、その後、水風呂に入り急激に体温を下げるというのは、非常に危険だと思っていました。

サウナに入ってみることはあっても、水風呂は冷たすぎて正直苦手で、「ととのう」という感じもよく分かりませんでした。

 

確かに、高齢の方や持病がある方は、急激な温度の変化は避けた方がよいと思います。

ただ、健康な人が、ある程度の温度変化を感じて、その後ゆっくりリラックスするのは、必ずしも悪いことはないようです。

 

最近、人気のある日帰り温泉に行ってみました。

露天風呂に時間をかけてゆっくり入り、その後、外気に触れてベンチで休憩したり、岩盤浴の後に身体を冷やし、リクライニングソファで休んでいると、すごくリラックスできました。

また、身体の中の水分が入れ替わったような感じがして、その後2~3日、気分がよく体調がよい感じがしました。

 

いわゆるサウナーの人には、違うと言われるかもしれませんが、なるほど、これが「ととのう」という感じなのか、と思いました。

 

色々、理屈はつけられるのでしょうが、百聞は一見に如かず、のように、実際に経験するのが一番分かるということだと感じました。

ほぼ50年生きてきても、そのようなことがよくあります。元気なうちに、ささいなことでも、色々なことを経験できればよいなと思います。

 

「ととのう」ような状態になるには、ある程度の時間が必要なので、しょっちゅうは行けないのですが、今後、色々な日帰り温泉スーパー銭湯に行ってみよう、と思うと、少し楽しみです。

 

 

 

 

 

「不撓不屈」

先ほど、テレビドラマ「未来への10カウント」最終回を見終わりました。

 

以前のブログにも書きましたが、木村拓哉さん、本当に格好よく、素晴らしいですね。
若い人も引きつける魅力があるのは、天性のものに加え、人一倍努力しているからだと思います。

 

ドラマの最後に、「不撓不屈」、という言葉を示していましたが、木村さんもまさにその言葉を実践しているのだと思います。
それは、全ての人が忘れてはならない言葉だと思います。

 

人生、大変なことが沢山あります。

理不尽なことやプレッシャーに押しつぶされそうなことも多々ありますが、それでも、生きていかねばなりません。

 

妻子のため、自分に生を授けてくれた親や祖父母のため、そして、少しでも多くの世の中の人のため、何としても前向きに生きていくことが何より大事だと思います。

 

「不撓不屈」という言葉は、大仰に感じるかもしれませんが、少し心が折れそうになった時に思い出すとよいと思います。

 

自分も、落ち込んだ時には、その言葉を思い出して、何とか乗り切っていきたいと思っています。

 

今朝、アンパンマンの映画のコマーシャルを見ました。
・・・生きるよろこび・・・という久しぶりに聞いた歌詞が、心に染み入るように響きました。

 

生きていくのも大変ですが、「不撓不屈」の精神で、生きていることに感謝しながら、日々過ごしていきたいと思います。

 

頑張れる人は、頑張りましょう。そうでない人は、少し休んで下さい。

 

少しでも、人がうまく生きられる世の中になれば良いと思っています。

 

笑いの力

私の世代は、多くの人が、子どもの頃から、お笑いとともに成長してきました。

 

古くはチャールズ・チャップリン、そして、やすきよ、欽ちゃん、ドリフターズから、たけしさん、さんまさん(ひょうきん族の皆さん)、とんねるずダウンタウンなど、本当に楽しませていただき、今も楽しんでいます。

ありがとうございます、と心から思います。

 

今や、子どもの頃から見ていた芸人さんは大御所となり、多くの同世代のお笑い芸人さんが、ベテラン勢として活躍しています。

 

医者なのに、お笑い?と違和感を持つ人もいるでしょう。

 

ただ、笑いというのは、人の健康にも深いかかわりがあります。

 

私は医学生の時に、パッチ・アダムスさん(映画のロビン・ウイリアムズさんではなくモデルとなったご本人)にお会いしました。

非常に強い信念を持ち、笑いやユーモアというものの大切さを、情熱をもって話してくれました。

「病は気から」という言葉もあるように、笑いにより、心身ともに健康を取り戻す人もいます。

 

パッチ・アダムスさんの言葉で印象的だったのが、「残念なのは、今こうして会って、共感してくれる若い人たちが、歳をとるとその思いを忘れてしまうことだ」といった内容のことでした。今でもよく覚えています。

 

自分が、若い頃の思いを、多かれ少なかれ、忘れてしまっていることを気にしているため、忘れられないのだと思います。

 

初心忘るべからず、ということも非常に大事だと思います。

私も、若い頃の思いや情熱を少しでも忘れず、頑張っていけたらいいなと思っています。

 

話を戻しますと、笑いがあれば、争いになるケースも減ると思います。

 

還暦を迎えたとんねるずの木梨さんが最近よくテレビに出ていますが、「出演者やスタッフの雰囲気が険悪となった時にはどうするんですか?」という質問に、おどけて場をなごませるということを実演されていました。

さすがだなぁ、と感服いたしました。

 

普通の人がなかなかできることではないと思います。

そのようにして、世界に、争いや戦争がなくなればいいのに、と心から思います。

ただ、冗談を言うのに慣れていない人が不用意な発言をすると、また問題になりますので、難しいなと思います。

 

昔のお笑いは、今では絶対ダメというような、かなり無茶苦茶なこともしていました。

もう少し寛容な社会になればいいのに、とも思います。

 

自分もできる範囲で、少しでも笑顔で人に接していけるよう、心がけていきたいと思っています。

 

 

 

完全な人間は存在しません

山口県自治体が誤って振り込みをした事件が話題となっています。

 

テレビのコメンテーターなど多くの人が話しているように、もとはと言えば、誤って振り込んだ自治体の責任が重いということは、多くの人が理解できると思います。

 

一応、謝罪はしているものの、自治体があたかも被害者のように振る舞い、約500万もの弁護士費用を上乗せして請求するのは、私も含め、知識のない一般の人たちにとってかなり違和感のあるものになったのではないでしょうか。

 

本日、約9割を法的に確保したそうです。

自治体の関係者は胸をなでおろしていることでしょう。やれやれ、でしょうか。

 

確かに、本人にも非があるのでしょうが、今回の件により人生を狂わされた本人やその家族に対し、自治体はどのように責任をとってくれるのでしょうか。

 

一個人と組織というのは、責任の感じ方が全く異なります。

組織で責任を負うという場合、それは、複数の人に分散されます。

 

直接間接に責任があったとしても、実際に関与しておらず管理責任のみとか、現場では状況により仕方がなかったなどと、言うことができます。

実質的な責めを負うことも少ないでしょう。

 

しかし、一個人であれば、責任を全て一人、またはその家族の数人が負うことになります。その重さは想像を絶するものだと思います。

 

若くして大きな失敗してしまった人は、その後立ち直ることができたとしても、長い時間が必要でしょう。

 

人は、間違いを起こすものです。完全な人間というのは存在しません。

私も含め、多くの人が、弱い面を持っています。

 

今現在のことももちろんですが、歳をとってから、色々なことが以前より分かるようになり、若い頃のことを振り返って、これは間違っていた、と思うことも少なくないでしょう。

 

今回の事件について、色々な意見があると思いますし、振り込まれた人のことを全て擁護するわけではありませんが、私個人としては、むしろ自治体の対応に、もやもやします。

自治体の方々も、大変なのは十分理解できますが、特に上の立場の関係者一人ひとりが、少しだけ優しい気持ちを持つことで、世間の印象も異なったのではないかと思います。

 

自分自身も、過去現在と、反省の日々ですが、少しでも優しい気持ちを持って残りの人生を送れたらと、心から思っています。